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第3回終了。来週は生音が聴けます。

  • SromashkA
  • 2020年2月7日
  • 読了時間: 2分

3回目、井上先生の講座が終了しました。講座前半では、最近出版された19世紀ロシア製ピアノの英語文献に基づいてベッカーピアノの概要を、後半は日本のピアノ製造の歴史をご紹介くださいました。

ロシアでは、国内ピアノ産業を保護するため、外国製ピアノに高い関税をかけていたそうです。おかげでベッカー社は業績を大きく伸ばすことができました。シベリア鉄道で極東へ出荷することにも熱心でした。

一方日本では、はじめは国産オルガンが普及し、その後ピアノの製造が軌道にのりますが、やがてロシアと同じように輸入ピアノに高額関税をかけるようになります。このため日本に外国製ピアノが多数輸入されるのは、オルガンが全国に行き渡ってから、輸入ピアノに高額関税がかけられるまでの、割と限られた期間なのだそうです。そういうところに、安城のベッカーピアノがロシアからやってくるヒントがあるのではないか、というご指摘がありました。

講座の第1回目で、よくわからないながらも目指した方向の先に、3回目ですこし濃い影が見えてきた、というところでしょうか。まだまだピアノの謎解きは終わりません。

来週はいよいよアンフォーレでヴァイオリンと南吉ピアノのコンサートです。音を聴く機会が限られている南吉ピアノと、国産ながら名器の呼び声も高い政吉ヴァイオリンの協演が楽しみです。

 
 
 

1 Comment


樹林帯 苔の
樹林帯 苔の
Feb 07, 2020

講座からまた一歩謎解きが、、、 そして、参加者と共にこのプロジェクトが進んでいきますよう希望します。

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