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ロマーシカ
ロマーシカ
安城ベッカーピアノプロジェクト
アンフォーレに展示されている「南吉ピアノ」は、ロシア皇帝の街サンクトペテルブルク生まれ。19世紀と20世紀の音楽がつめこまれた玉手箱です・・・。
南吉の聴いた音
安城の中心市街地にオープンしたアンフォーレのエントランスに、一台のグランドピアノが展示されています。童話作家新美南吉が教師として約5年間勤務した安城高等女学校で使われていたものです。このことにちなんで「南吉ピアノ」と呼ばれています。蓄音機でクラシック音楽を聴くのがが大好きだった南吉にとって最も身近な生演奏は、このピアノが奏でる音楽だったのです。
めずらしいロシア製
このピアノは、20世紀初頭にロシア・サンクトペテルブルクのベッカー社が製造しました。革命前のロシアで最も成功したピアノメーカーでした。主な構造は現在のピアノと同じですが、部分的には独特な特徴もあり、音色はむしろ一世代前のピアノに近いものです。ベッカーピアノは、現在日本国内では数例確認されているだけです。
くわしくは「ピアノの生い立ち」をご覧ください。
お知らせ
ベッカーピアノがガラスケースに入りました
これまでアンフォーレ1階の階段下のスペースに展示されていたピアノに、専用の展示ケースが用意され、3月26日夕方にケース内に搬入されました。古いピアノの活用としては全国的にも珍しい事例だと思います。ぜひご覧ください。
このサイトの名前「ロマーシカ」は、ロシアを代表する花といわれるカモミール、和名ではカミツレのことです。花が好きだった南吉とピアノの生まれ故郷ロシアの両方がイメージできる言葉として選びました。
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